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満光寺庭園

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 満光寺は貞観2年(860)に天台宗の僧 圓仁よって創建され、本尊は薬師如来であったという。鈴木重時が現在地に堂宇を移して再興するまでの事績は不詳である。天文元年の堂宇再建や玄賀和尚の招聘によって、この時、宗派を曹洞宗とし本尊は十一面観音に改められたと考えられている。

 満光寺には井伊谷の龍潭寺にある国指定の名勝庭園に勝るとも劣らない庭園があり、昭和48年(1973)に愛知県の名勝庭園として文化財指定されている。

 作庭者は大死禅柱和尚で、その作庭時期は位牌堂の地形を均すなどの伽藍の大整備が行われた宝永4年(1707)頃と推測されている。庭園は書院庭園と庫裏座敷庭園の2庭からなるが、1庭のように連続しているためその境界は判然としない。

 その中心となる書院庭園は鶴亀蓬莱式の池泉鑑賞庭園であり、裏山の斜面に巨岩を配して造られた渓谷や飛瀑などの石組の景観美は本庭園の最大の特徴となっている。池泉は心字池とし、築山中腹にみられる1m以上の3石からなる石組は三尊手法で構成され、江戸時代初期から中期にかけての手法で表現されていると評価されている。

参考文献

山吉田郷土研究会 編 1996 山吉田の古刹 青龍山満光寺覚書  山吉田郷土研究会

名称 満光寺庭園 (まんこうじていえん)
住所 愛知県新城市下吉田柿本140
HP http://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=170
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