柿本城は新城市下吉田字柿本地内に所在する城跡で、昭和46年6月12日に市指定史跡となっています。
柿本城は、遠江井伊谷の井伊家被官であった鈴木重勝が、三河遠江国境の備えのため、永禄11年(1568)に徳川家康の命により築城を開始したと考えられています。
重勝の長男は井伊谷三人衆の鈴木重時であり、また、娘は井伊直親の母親で井伊家に深く関係があります。
元亀3年(1572)10月に武田信玄は、2万5千の兵を率いて遠江攻略に出陣し、三河に進出して来た武田軍のうち、山県昌景の5千の兵が、5百ばかりの兵が守る柿本城に押し寄せました。柿本城は、本丸のみ完成したところで攻撃を受けたため、城を守るのは困難でした。15歳の城主鈴木重好(重時の長男)は、満光寺和尚らの仲介によって和議を結んで城を明け渡しました。
名称 | 柿本城址 (かきもとじょうあと) |
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住所 | 新城市下吉田字柿本 |
HP | http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/14,47174,152,720,html |
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